Humor japonés

知り合いと日本人の性格について話す時、大部分は私と同じ意見です。ところが、あることに対しては違うことに気がつきました。「日本人は余りユ―モア感覚がない人々だ」と何回も聴きました。私はそう思いません。その理由でこのテーマを調べたらどうだろうと考えました。
　
スペイン人は、日本人について似かよったイメージを持っているようです。明らかに、日本人は規律があって、働き者で、礼儀正しい人々だと言えます。でも、それを曲げてとらえて、彼らは真面目過ぎで、冷たくて、内向的な人と考えることはできないでしょう。それでは、質問をしましょう。ここにいる日本の人達も、例外(れいがい)なく、このように自分を描写するでしょうか。考えてみてくれませんか。

日本人のユ―モア感覚のほうが、スペイン人のより、ずっとソフトだと思いませんか。日本人も彼らの規則だらけの社会を茶化しますが、私達の方法とは全く違います。例えば、批判をする時、当たり障りのないように表現します。けれども、スペイン人の大げさな身振りの表現に、彼ら流のきわどい冗談を混ぜれば、本当に日本人には消化しにくいカクテルができ上がります。彼らにはショッキングであるかもしれません。　

さて、何でもないことに熱狂する日本人は、スペイン人にはあどけなく見えます。しかも、絶やされることのない日本人の笑顔は、スペイン人にとっては、解りにくいことがあります。一方で、スペイン人は陽気な人に見えるからといって、必ずしも、何でもないことによく笑うとは限りません。だから、日本人こそ、愛すべき人だと思います。

それぞれの文化には、それぞれのユーモアが、あるに違いありません。しかし、同じように考えることはできません。即ち、ある笑い話は、スペインではとても滑稽ですが、日本では意味を取り違えるかもしれません。スペインと日本とでは、言語や社会文化的に大きな違いがあるので、同様のユーモア感覚がないと言ったら、分かりやすいと思います。例えば、井上ひさしのきりきり人と夕方を過ごすのは、スペイン人にとってはどんな意味があるでしょうか。たぶん、理解できないでしょう。

最近、読んだ記事によると、よく笑ったらストレスを解消できるだけでなくて、寿命が伸ばせるそうです。人間は, つねに、勉強や仕事や子供やお金など、心配しながら過ごしています。心配すれば心配するほど、もっとストレスが溜まってしまいます。

それでは、ちょっと失礼して、よく笑うための助言を、させてください。友達と会って、歌を歌って、元気になりましょう。また、子供に学んでください。彼らは心の中に、楽しみの渦を巻き起こしてくれます。日本人をお手本にした、そんな面白いアドバイスで、スピーチを終わりたいと思います。

ところで、アメリカの州で、いつも朝なのはどこか、ご存知ですか。
もちろん、(Ohio) “おはよう” ですね。